2014年11月2日日曜日

179 呼吸器 「体位ドレナージの論理と方法」

http://youtu.be/47ONzZzQRsA

体位ドレナージは重力を使って肺から口腔に向けて喀痰排出を行うという、とっても原始的な方法です。実際の現場でもよく行われる方法です。

しかし、ただやみくもに体位を変えるだけでは十分な効果は期待できません。そこには大きなポイントが1つあります。


この1つさえ理解できれば、すぐにコツをつかむことができます。

要は


細気管支に溜まった痰を主気管支に流す体位


をとるわけです。



 
 
 
 
気管の最初の分岐点が主気管支ですから、

例えば肺尖部に粗い断続性が聞かれたら(肺水腫ではなくあくまで痰がたまっていた場合)

座位をとれば重力で上から下に流れる、そしてその後に側臥位をとれば主気管支の方向に流れていく

という具合です。


残りの肺野に関しても、どうすれば主気管支に痰が集まるか体位を考えながらイメージしてみればわかると思います。


看護師国家試験でも出題されたことがありますのでぜひ覚えてくださいね(^^♪

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